石塀の目地が割れたり、白い粉が吹いたりする「白華(エフロレッセンス)」が出たりする問題は、多くの場合、施工時のモルタル配合か養生管理に原因があります。Granite Vault Gateでは石の種類によってモルタルの配合を変えており、その理由と目地劣化を防ぐための考え方をまとめました。

なぜ石の種類によってモルタル配合を変えるのか

石材によって吸水率が大きく異なります。御影石の吸水率は0.1〜0.3%程度ですが、砂岩は3〜8%、石灰岩は1〜5%程度になることがあります。吸水率が高い石材に水分量の多いモルタルを使うと、石がモルタルの水分を吸い取り、モルタルの硬化が不均一になります。これが目地割れや白華の原因になります。砂岩・石灰岩を使う場合は、水セメント比を下げたモルタルを使うか、石材の表面を事前に湿らせてから施工します。

白華(エフロレッセンス)が出る仕組みと対策

白華は、モルタル中のカルシウム成分が水に溶けて石の表面に滲み出し、空気中の二酸化炭素と反応して白い炭酸カルシウムとして固まる現象です。完全に防ぐことは難しいですが、水セメント比を下げる・施工後の養生をしっかり行う・撥水コーティングを施すことで発生を抑えられます。既に白華が出ている場合は、専用の洗浄剤で除去した後に撥水コーティングを行います。

目地補修のタイミング:早いほど費用が安い

目地のひび割れは、放置すると水が浸入し、冬季の凍結膨張で割れが広がります。特に宮崎県内は冬季に氷点下になる日があるため、目地の劣化は早めに対処することが重要です。目地のひびが幅1mm以下の段階で補修すれば、充填材を注入するだけで済みます。幅が広がると、周辺の石材を一度外して目地を打ち直す必要が出てきます。Granite Vault Gateの5年間無償点検は、この早期発見を目的としています。

乱積みと布積みで目地の管理方法が変わる

乱積みは石の形がランダムなため、目地の幅と深さが一定ではありません。布積みは水平の目地が通るため、目地の劣化が一か所に集中しやすいです。乱積みの場合は全体を定期的に目視確認し、布積みの場合は水平目地を重点的に確認します。どちらの積み方でも、施工後5年以内に一度は専門家に確認してもらうことをお勧めしています。

目地の状態が気になる方は、まず現地調査をご依頼ください。現地調査は無料で、補修が必要かどうかの判断だけでもお伝えできます。